水位検知器「湯ピタ」

右上から左下に長さ10センチ位、幅4センチ位、高さ3センチ位の白い半透明のプラスチックの箱状の物。本体中央部にL型に曲がった針金、底部にスライドスイッチがある。

先日、仲間と話していた時のこと。

「今日、家に誰もおらんでカップラーメン作った」
「どうやって?」
「お湯の量ちゃんと入れた?」

などなど皆さん興味津々。

本人曰く

「適量位の位置までカップに指突っ込んで、「あちっ」ってなったとこまで入れた」

皆さん、同じような方法でカップ麺作っとる様だ。

ちなみに当事者は、最初に水の量を測ってやかんで沸かして全部入れてる。

ちなみに、ラーメン系は300cc位、うどん系は400ccちょっと。

いつも使う計量カップは満タン180cc。ラーメン系300ccなら軽く2杯、うどん系400ccなら2杯と半分位。沸騰して蒸発する分も考えて気持ち多めで。

「う〜ん、みんな苦労しとるなぁ」

何とかならんもんか。

そんな時、電子回路に詳しい方とお会いできた。

さすが、一流企業に努める技術者さんは凄い。

「水検知できればいいんだよね?」

で、回路というか電子キット紹介してくださった。

静電容量センサ、スマホの画面タップすると作動する原理。

脊髄反射的にアマゾンでぽちって購入。

商品届いてみると・・・

「げ、キットだがや、部品バラバラ、半田付け出来んがや!!」

ちゃんと「キット」って書いてあるのに浮足立って。またやっちまったがや。

でも、技術者さん半田付け快く引き受けてくださり完成基盤が入手できた。ありがとうございます。

ケースは、相変わらず100円ショップをうろうろ。相変わらず挙動不審者みたいだったかも。
縦約10センチ、横約4センチ、厚さ約3センチ位。かゆい時に塗るチューブに入った軟膏の箱位のプラケース。こんな表現で「わっかるかなぁ-?わかんねぇだろうなぁ-」(松鶴家千とせ(しょかくやちとせ)談)

これに、基盤と電池とブザー入れて、検出する部分を付けて。

これを、カップの縁に引っ掛けてその水位になったらブザーが。

「ぴぃーーー」

検出部分はケースの上から3分の1位の所から下向きに壁に付けるL字フックみたいに出ている。

検出する水位は、縁から約2センチにしてみた。

だって、いつも食べるカップそば「どんべえ」が縁から約2センチだったから。

いざ実験、とりあえず、コップに水をそそぐ

「ぴぃーーー!!」

コップの縁から2センチ位の所で検出部が水につかり反応。

おー、うまく行った、反応速度もばっちりだ。

とりあえず、水はうまくいったのでひと息入れて?ビールでチェック。

コップにビールをそそぐ、緊張の瞬間。

「ぴぃーーー!!」

ちゃんと溢れる前に反応してくれた。それもビールの泡で!!

よし、これでテーブルにビールお酌しなくても済むな。全部自分で飲める。

今のところ反応したのは水、お湯、牛乳、ジュース、そして

ビール!!

かな?

多分、水分あれば反応してくれそう。

コップの材質も ガラス、陶器、金属(ステンレス)、プラスチックで誤作動なし。

もちろん、検出部分を指で触っても反応する。

本来、このケース、コスメか何かの入れ物らしく、有名なかわいらしいキャラクターが描かれとるらしいが、お構いなく検出部分用の穴をあけてしまった。

で、その検出部分が出っ張ってしまうのでこれまた100円ショップで見つけた100枚くらい入りそうな名刺ケースにクッション引いてしまえるようにした。

使い方はいたって簡単

  1. ケースから取り出す

  2. 本体下部のスイッチを「ON」

  3. 検出部分を指で軽く触って作動することを確認してティッシュかなんかで軽くフキフキ

  4. コップの縁に本体引っ掛けてお湯をゆっくりそそぐ

  5. 「ぴぃー」って鳴ったらそそぐのをやめる

  6. 本体をコップから外し、下部のスイッチを「OFF」

  7. 検出部分を軽くフキフキしてケースにしまう

お手入れは、やっぱり、センサー部分は食品に触る部分なので時々消毒用アルコールで優しくフキフキしてね。
本体も一緒に乾いた布か水で濡らして硬く絞った布で優しくフキフキ。

ご使用上の注意は、いろんな製品の取扱説明書に書いてあるあれと一緒。シンナー使うなとか、本体水に濡らすなとか。本文より注意、警告のがページ数多くなったとこと一緒。

使いこなすコツは ゆっくりそそぐ かな?

反射神経悪い当事者は「ぴぃー」って鳴ってもすぐに止められず、思ったより多く入ってたりした事があった。
コップなど口の狭い容器だと水位は一気に上がる。
ゆっくりそそげば、そこそこで止められる。まぁ、慣れればどうってことないけどね。

画像1、左右に本体を置き、蓋を開けて内部が見えるようにした写真。 本体内部
右からブザー、基盤、電池の順。
電池はCR−2032という10円玉位のボタン型電池1個。
電池の交換は可能。交換する時は、電池ケースの端子壊すといけないので晴眼者と一緒か交換をお願いしてね。
画像2、本体を下から見たスイッチ部分の写真 スイッチは本体下部に設置。
本体中央よりにずらして「ON」。本体中央よりににスイッチの突起が来るようにして、状態が触覚で分かるようにした。
視覚でもわかる様に「ON」側には赤い丸シールも。
あっ、使い終わったらこまめにスイッチ切ってね!電池減っちゃうから!!
スイッチ入れっぱなしだと1時間くらいで電池無くなっちゃう。
画像3、オレンジ色の陶器製マグカップに本体を引っ掛けた写真中身は牛乳 毎朝、牛乳を飲むマイカップ。ばっちり反応してくれる。
ただ、本体が縦長なので、ソーサーの付いたシャレオツなティーカップだと、下に付いちゃうかな?
我が家では持ってないので調べようないけど。
杉下右京さん使ってくれないかな?
画像4、どんべえのどんぶりの縁に本体を引っ掛けた写真 念願の「どん兵衛 天ぷらそば」。
これもばっちり作動。
何だか今日のどん兵衛格別に旨いな。
画像5、本体をケースに入れて蓋は開けたままの写真 検出部分が出っ張ってしまうし、一番壊れやすい部分なのでケースに収納。
名刺ケースがジャストフィット。

基盤キットはアマゾン、ケースはセリアで購入

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ひとてま